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クリニックブログ BLOG

歯科業界のデジタル化(前編)

今回は技術の進歩というお題です。
少し長くなるので前編・後編と2回にわたっておおくりします。
最近の世の中の技術の進歩には目を見張るものがありますね。ほぼ一人一台になったスマホが代表でしょうか。小さなスマホで写真を撮ったり本や音楽・動画を楽しんだり本当にさまざまなことが出来ます。もともとの機能だった電話として使う時間の方が圧倒的に少ないですね。
お店でも変化を感じます。キャッシュレス決済や自動支払機を導入しているお店が増え、ファミリーレストランのガストではタブレットで注文したメニューを猫型ロボットが運んできてくれるようになっており驚きました。

私たちが働いている歯医者にも技術による変化の波が押し寄せて来ています。
そのひとつが今日ご紹介するセレック(CEREC)システムです。
歯医者で詰め物や被せ物を作るときこれまでは粘土のようなもので歯形をとっていましたが、セレックでは口腔内スキャナーという小型カメラでお口の中を撮影し、コンピューターの3D画面上で詰め物や被せ物の設計を行い、ミリングマシンという自動切削機で材料のブロックを削りだし詰め物や被せ物を制作します。
歯を削る以外の工程のほとんどをコンピューターと機械が行うため精密な被せ物ができます。
院内で制作するため価格も安くすることができました。
またセレックシステムでは「ワンデイトリートメント」という削ったその日に被せ物を入れることも可能です。
まさに「うまい・安い・早い」の三拍子がそろっているのがセレックなのです!

後編ではセレックの使用症例をお伝えします。