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歯ぎしりってなくなる?

みなさんこんにちは。数年ぶりの行動制限のない夏が終わりましたね。
楽しい思い出が出来たでしょうか。

今回は歯ぎしりについてお話ししたいと思います。

●歯ぎしりって?
歯ぎしりとは一般的に、寝ている時や無意識のうちに上下の歯を強い力でこすり合わせることをいいます。

実は歯ぎしりにもいくつか種類があります。

①グラインディング:上下の歯をギリギリとすり合わせる
②クレンチング :上下の歯を強く噛み合わせる
③タッピング :上下の歯をカチカチと噛み合わせる

いずれの歯ぎしりも歯にとっては良くありません。


●歯ぎしりがもたらす体の不調
では、歯ぎしりをほっておくとどんなことが起きるのでしょうか。

代表的なものでは
・歯がすり減る、折れる
・歯がしみる(知覚過敏)
・歯ぐきから血が出る、歯がグラグラする(歯周病)
・詰め物、かぶせ物が外れる
・顎や頭が痛くなる
・舌が痛い

といった症状が出てきます。

たかが歯ぎしり、されど歯ぎしりですね。





それでは、「どうしたら歯ぎしりはなくなるの?」と思いますよね。

歯ぎしりは、不安、ストレス、癖、かみ合わせなどによって引き起こされると言われていますが、実は今現在、歯ぎしりの原因は明確には解明されていません。
ですので「こうしたら歯ぎしりがなくなりますよ。」という歯ぎしりをなくす治療法はまだ確立されていないのです。



●自分でできる歯ぎしり対処法
・質の良い睡眠をとる
歯ぎしりは睡眠が浅いときに起こると言われています。ですので、飲酒、喫煙の機会をなるべく減らしたり、寝る前に軽いストレッチを行うなどしてストレスを軽減しましょう。

・普段の生活から意識する
日中気が付いたら歯をくいしばっている無意識の歯ぎしりを行っている場合、なるべく意識して食いしばらないよう注意しましょう。友人や家族に協力してもらい、歯ぎしりをしているときは指摘してもらうのも1つの方法です。自己暗示なども効果があると言われています。

・顔の筋肉のマッサージ
マッサージは歯ぎしりを抑止するものではありません。あくまでも、凝りかたまった筋肉の痛みをとるための方法です。歯ぎしりで顎の筋肉がこわばったり、痛みが出たりする場合は、マッサージを行いましょう。顎関節症の予防効果もあるといわれています。




●歯科医院で行う歯ぎしり治療
歯科医院で行う治療は「歯ぎしりから歯を守る」治療がメインになります。

具体的にはスプリントと呼ばれる自分の歯の形に合わせて作ったマウスピースを装着し、噛み合わせを調整するという治療です。




知らず知らずのうちにしてしまっている歯ぎしり。皆さんが考えているよりも口腔内、口腔周囲へ多くの悪影響を与えている事がおわかりいただけたと思います。歯ぎしりを自覚している人や、他人から指摘されたことがあるという人は、一度歯科医院で御相談していただく事をおすすめします。