当院の口腔外科
経験豊富な歯科医師が
治療を行います
これまでの豊富な経験と技術を活かし、様々な症状や疾患に対応可能です。また、あらゆるタイプの抜歯も可能です。他院で断られてしまった方もご相談ください。
さらに当院では、精密な診査・診断を行うためにも、歯科用三次元CTを導入しています。
歯科用三次元CTを導入しています
通常のレントゲン撮影では診断が困難な場合に備えて、当院では歯科用三次元CT(コーンビームCT=CBCT)を完備しています。
CBCTは、歯科医院専用の三次元撮影装置です。
撮影対象は歯や骨などの硬組織に特化され、さらに医科用CTと比べ被曝量が1/8~1/50と少なく、撮影も短時間で済むため、患者さんへの負担を大幅に軽減することが可能です。
具体的には歯科用CT、1回あたり0.1mSv程度です。ちなみに日本で普通に生活した場合、年間2.4mSv被曝すると言われています。
当院では、親知らずや過剰歯の抜歯・埋伏歯の開窓牽引・難治性の根管治療の診断などに使用しています。
このような症状は
ご相談ください
抜歯・開窓牽引
親知らずの抜歯
通常のパノラマX線写真では、親知らずと下顎骨の中を通っている下顎管という穴の位置関係が分かりません。
下顎管には太い血管と神経が通っているので、抜歯の際に傷つけてしまうと大変です。
CTで観察してみると、下顎管は親知らずの歯根と骨の間で押しつぶされており、しかも親知らずの根の先が下顎管を抱き込むように曲がっていることが分かりました。
通常の抜歯では下顎管を傷つける可能性が高いため、二回法という特殊な抜歯方法を用いることにしました。
過剰歯の抜歯
7歳の男の子。右の前歯(黄色矢印)が生えないと来院されました。
通常のレントゲン写真で上顎正中埋伏過剰歯(黄色線)という余分な歯が2本見つかりました。これらを抜歯しないことには前歯が生えてこられません。
CTで観察してみると、過剰歯(黄色矢印)はそれぞれの前歯の後方に埋まっています。また埋まっている位置も詳細に分かるため、手術も素早く行うことができました。
埋伏歯の開窓牽引
11歳の女の子。左右の犬歯(黄色矢印)が生えないと来院されました。
通常のパノラマX線写真では、犬歯の生えていく方向がおかしいことは分かりますが、隣の歯の前側にずれたのか、後側にずれたのかが分かりません。
CTで観察してみると、犬歯は左右両方とも前の歯(側切歯)の後に潜り込むように埋まっていることが確認できました。埋まっている犬歯に細い針金を装着(開窓術)し、矯正装置により引っ張り出す(牽引)手術を行い、牽引開始1ヶ月で左の犬歯が見え始めました。
顎関節症
気になる症状はご相談ください
顎の痛みや口を大きく開けることができない、口を開ける度に音が鳴るなどの症状がある方は、顎関節症の可能性があります。
顎関節症の原因は、ストレスによる筋肉の緊張、噛み合わせの不良、生活習慣など様々で、悪化してしまうと頭痛や肩こりなどの全身の痛みにも関わる場合があります。
当院では、しっかりとカウンセリングを行い、生活習慣の改善や、マウスピースの作製、筋マッサージなどの治療を行います。
子どもの口腔外科
日本小児歯科学会の
専門医・指導医が治療を担当します
当院では、お口の中のケガや余分な歯の抜歯など、お子さんのお口の外科治療も可能です。
歯科用三次元CTを用いた精度の高い診査・診断を行い、より適切な治療を行います。
外傷(がいしょう)
お口の中のケガでは、上の前歯をぶつけることが多く、衝撃により歯が動いたり、欠けたり、抜け落ちたりすることがあります。また、しばらくしてから歯が黒く変色することもあります。
緊急性がある場合が多いので、できるだけ早めにご来院ください。
乳歯が抜けない・余分な歯がある
乳歯が抜けないまま、次の永久歯が生える場合があります(学校検診では、「要注意乳歯があります」と指摘されます)。その他にも、大きなむし歯で治療での改善が難しい乳歯や、次の永久歯に悪影響を与えそうな乳歯、余分な歯(過剰歯)も、抜歯をおすすめしています。
小帯異常
小帯(しょうたい)とは、上唇や舌にあるすじのことです。上唇小帯がきついと、歯みがきが難しかったり、前歯がすきっ歯になるケースがあります。また舌小帯が太く短い場合、舌が動かしづらく、話しにくかったり、歯並びに影響がでる場合があります。いずれも負担の軽いレーザーが可能です。