こどもの治療に関する質問

Q.歯みがきとむし歯予防
3歳の男の子を持つ母親です。頑張って毎日仕上げ磨きをしていたのにむし歯を作ってしまいました。とてもショックです。歯みがきのやり方が悪かったのでしょうか?

A.回答
実は古今東西、きちんとした疫学研究を行い「歯みがきを行うと低年齢児むし歯が減る」という結果が出たことはありません。もしかすると幾らかはそういう結論の論文があるかもしれませんが、その何百倍もの論文が「歯みがきと低年齢児のむし歯予防には相関がない」と報告しています。どうして多くの歯医者が子どものむし歯予防を求める保護者に「しっかり仕上げ磨きをして上げて下さい!」と勧めているのか分かりません。両者には相関がないとはっきり示されているのに…。もちろん私も仕上げ磨きを指導しますが、それは現在のむし歯予防とは別次元のお話しです。子どもたちが正しい歯口清掃習慣を身につけることは、彼らの一生のQOLを高めていく上では非常に重要な事です。しかしながらそれにより幼少期のむし歯が減るわけではありません。

例えばこんなデータがあります。330名の小児を対象に1歳6ヶ月児健診でアンケートを取り、「甘いお菓子をほぼ毎日食べる」「就寝時の授乳」etc.etc...という習慣の有無を記録しておきます。そして同じ小児を対象に1年半後の3歳児健診でむし歯の有無を調査しました。



11歳6ヶ月時に甘いお菓子を毎日食べる習慣のあった18名は、1年半後に13名(72.2%)がむし歯になりました。その習慣のなかった312名は92名(29.5%)がむし歯になりました。これは統計的には「甘いお菓子を食べる習慣と虫歯の発生」には極めて有意な相関があることを示しています。一方、1歳6ヶ月時の保護者による歯みがき習慣やプラークスコアー(お口の汚れ具合)と3歳時のむし歯の有無にはなんの相関も見いだせません。

さらに米国で示された公的な報告書においても、むし歯予防に強い効果がある予防法としては、「フッ素」と「シーラント」、そして「甘食を控える」しかありません。フッ素を含まない歯磨剤を用いた歯みがきは弱い効果しかないと勧告しています。

これらの結果は決して歯みがきを否定するものではありません。子どものむし歯予防を歯みがきだけで解決しようとしたり、子どもにむし歯が出来てしまったお母さんに対して、「お母さんの仕上げ磨きが不十分だからですよ」などと責任転嫁に用いることは間違っていると言うことです。

こどもの治療への質問と回答

目次

2歳児のむし歯治療
5歳歯医者嫌い
3歳歯医者嫌い
フッ素塗布料金
矯正
ダイアグノデント
無痛治療
乳歯が抜けない
永久歯がないと言われた
受け口、ムーシールド
前歯のケガその1
前歯のケガその2
歯ブラシの消毒
口臭
断乳の時期
歯みがきとむし歯予防
小児歯科専門医って?
スポーツドリンクとむし歯

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